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きよみのみかた

2019年01月24日

[きよみのみかた-14]安室ちゃんと終活とグリーフサポート

けましておめでとうございます。

今年もグリーフサポートラボをよろしくおねがいいたします。


昨年、久しぶりにお会いした方に「きよみのみかた」を楽しみに読んでいます(^^) と言われたり、年始のメールをいただいた方からは、「わかりやすい事例でとても参考になります」と言っていただき、気を良くしております(笑)

楽しみにしてくださっている方がいらっしゃると知って、とても嬉しい気持ちになりました。

これからも続けて行けるよう、無理せずに頑張ってまいりますので、どうぞお楽しみに。

 

さて、2019年最初の「きよみのみかた-14」は安室ちゃんと終活とグリーフサポート。
なんだ?というタイトルですが、今回は「 終活」についてグリーフサポートの視点からお話ししたいと思います。

9月16日に安室奈美恵さんが歌手を引退されました。


その日を迎える前に、NTVで毎日5分ずつカウントダウン的な短い番組をやっていました。

録画していたものを、つい先日まとめて見る機会があったのですが、その番組の中で彼女がインタビューに答えるシーンがあり、その中で彼女の歌うことに対する思いや、これまでの思い出などを話していたのですが、1つびっくりしたことがありました。


続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym14/

[きよみのみかた-13]グリーフサポートを仕事に活かすということ③

グリーフサポートをサービスに取り入れるということは、そのサービスをなぜやるのか、という理由がグリーフサポートの考え方に基づいていることだと書きましたが、サービスを提供するのはその企業のスタッフの方々です。

どんなに提供するサービスがグリーフサポートの考え方に基づいて構築されていたとしても、提供するスタッフの人たちがグリーフの知識を持ち、グリーフサポートの考え方を理解していなければ、経営者が思い描いた通りにそのサービスが提供されないだけでなく、お客様に価値を感じてもられないと思います。

つまり、言ってることと、やってることがちぐはぐになってくるという事象が起こります。だからこそ、グリーフサポートをサービスに取り入れていこうと考えている企業のみなさんには、スタッフの皆さんにグリーフサポートの学びを深めていただきたいと思っているのです。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym13/

[きよみのみかた-12]グリーフサポートを仕事に活かすということ②

グリーフサポートを仕事に活かすと言うことについて、以前[きよみのみかた-9]の中で葬儀をテーマにお伝えしましたが、第12回目の今日は、グリーフサポートを軸に(又はベースに)サービスを考えることについて、お話ししたいと思います。


グリーフサポートをサービスに取り入れるということは、どういうことなのか。


それは、サービスの底辺にグリーフサポートの考え方がある、言い換えれば、そのサービスを提供する根拠(なぜそのサービスを提供するのか)がグリーフサポートの考え方に基づいていると言うことです。

例えば、ジーエスアイではグリーフサポートセミナーを主とする事業の他にもエンバーミング事業を行っていますが、なぜジーエスアイがエンバーミングというサービスを提供しているのかという理由です。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym12/

[きよみのみかた-11]おしゃべりも大事

第11回目となる[きよみのみかた]は、支える人はおしゃべりも大事、ということについて。

冒頭から、「え?」と言われそうな言葉を並べてしまいました。

いつも、「まずは相手の話を聞くこと」と何度も何度も言っているのに、なんで?と思われるかもしれませんね。


もちろん、グリーフサポートにおいて、ご遺族の話を聞く時は、1にも2にも相手の話を遮らずに最後まで聞くことである、と言うのは間違いありません。

今日、お伝えしたいのは、支える人も自分のことを話す時間が必要だという話。

 

自分自身、グリーフサポートを学び始めて間もなく10年になりますが、グリーフサポートの考え方は、前回の[きよみのみかた10]でも書いたように、自分の生活の中でも使っていることもあって、私がプライベートで誰かとコミュニケーションをとるときにも、常に相手に対して話を聞く側の立ち位置に入っている、ということに最近気づきました。


自分が話をしたくて相手に声をかけたとしても、いざ話が始まると聞き役になっていることが多いと言うことなのです。


そして、もう1つ気づいたことが、ペンを使って日記を書くと言うことを12年間していなかったということ。

つまりは、本当の自分の気持ちや思っていることを、話すことであろうが文章を書くことであろうが、とにかく何も表現をしていないということなのです。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym11/

2019年01月02日

2019年 明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
2019年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



ジーエスアイは、間もなく創立15周年を迎えます。
ここまで多くの方に支えていただき、またグリーフサポートを学ぶなら、
エンバーミングをお願いするなら”ジーエスアイ”にと支持していただき、
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。


2014年に10周年を迎えてから、あっという間の5年間でした。
しかしながら、この5年間で「死」を取り巻く状況も変わったように思います。

介護保険制度の見直し、自宅での看取りの増加、さらに社会福祉的な面でも、
セルフネグレクトや生活保護の問題なども出てきています。

「死」の前段階での問題が、「死」に影響し、さらに「死」も後にも影響を与えていく
世の中になっているように思います。

社会の様々な問題の大もとには、喪失体験があることが多く
それによってグリーフの状態になることで、人間関係に影響を与えてしまうケースも多くあります。

喪失の現実をきちんと受け止めることが、人生を前に向かって歩いていくための第1歩なのですが、なかなかそのことを認識している人は少なく、それができずに苦しんでいる人が多くいるということなのです。


ジーエスアイの2019年は、こうした社会問題にも関わっていけるような人材を増やすことを
引き続き行っていこうと考えています。
 
まずは、葬儀を始めとする儀式が大事になってくると考えています。
ジーエスアイでは、昨年から主に葬儀の大切さについて理解し伝えられるようにするカリキュラム
「葬儀プランニングコース」を提供してきました。

そしてその先に、クライアントからとことん話を聴き、その内容を儀式に様々な形で組み込むことによって、喪失の現実と向き合うきっかけを作ることができる人材「セレブラント」の養成コースも準備して、いよいよ本格的に3月より開講いたします。

その人らしい儀式を創っていくためにエンバーミングが重要な役割を果たすことも、
これによってさらに理解していただけると思っています。

喪失の現実と向き合うことができれば、大切な人との思い出を取り戻すことができるようになります。
周りの人から差し伸べてくれるサポートを受けられるようにもなります。
そうして多くの方たちが気持ちと折り合いをつける道を歩けるようになるのだと考えているのです。

 
そして、これまでも様々な場面でグリーフの状態にある方を支えるネットワーク作りを
進めてきました。
昨年は、それがかなり形になってきた感触を持つことができました。
今年は、さらにこれを拡げる努力をしてかなくてはならないと思っています。
 
そしてそれだけでなく、昨年設立した一般社団法人グリーフサポート研究所と
昨年100人を超えた認定資格者である”グリーフサポートバディ”の皆さんとも協力して、
さらに、グリーフサポートについて多くの方に知っていただくことにも力を注いでいきたいと思っています。


これまでの15年間もそうであったように、とどまることなく
慢心することなく、これからも新しいことを考えて、改善して、また試して、
そして完成させていくと言うサイクルを謙虚にやり続けることが
私たちの使命だと思っています。

次の20周年までに社会も変化していくと思いますが、信じる道を進んでまいりたいと思います。

今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

平成31年1月1日
株式会社ジーエスアイ
専務取締役 橋爪清美

2018年09月18日

[きよみのみかた-10]グリーフサポートを子育てに活かす?

まずは、この度の北海道胆振東部地震において被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

[きよみのみかた-9]を投稿してからずいぶんと時間が空いてしまいましたが、その間に大雨や台風、そして地震と多くの災害が起きてしまいました。


ご家族がお亡くなりになった方々はもちろんのこと、住んでいた家に住めなくなってしまったり、幼いころから見慣れた風景が災害によって様変わりしてしまったりと、多くのものを喪失した方がたくさんいらしたのではないかと思います。

ジーエスアイとして現地で直接支援をすることはなかなか叶いませんが、グリーフサポートのネットワークを通じて、グリーフサポートを学んだ人たちが、それぞれのできることをそれぞれのやり方で行ってくれていることに感謝して、支援が続けて行けるように私たちが得意とすることで直接支援している仲間たちをバックアップしていきたいと思っております。


さて、今回の[きよみのみかた-10]は、前回に引き続きグリーフサポートの活かし方について書いてみたいと思います。

私がグリーフサポートを学んでから、個人的に応用した体験をお話しします。


グリーフの知識を得たことで一番初めに役に立ったなーと感じたことは、「子育て」です。


続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym10/

2018年09月17日

[きよみのみかた-9]グリーフサポートを仕事に活かすということ

よく、私のブログの中や、(株)ジーエスアイの情報発信の中でも、グリーフサポートを仕事に活かすとか、グリーフサポートを軸にした葬儀、というような表現をすることが良くあります。

それがどんなことを指しているのか、どんな葬儀ならグリーフサポートが活かされていると言えるのか、そのあたりのことについて、少し書いてみたいと思います。

今回は、グリーフの知識を仕事の中にどう活かすのか、ということについて。


普段私たちは、日々のいろんな出来事を体験した時、喜怒哀楽などの感情が湧き上がってきます。でも、通常であればそれが楽しいことであれ、悲しいことであれ、話したければ家族や友達と共有したり、今どきであればFacebookやInstagramに投稿して、思いを共有することもあるかと思います。

しかしながら、大切な人を亡くしたとき、これは表に出してはいけない、人には言えないと思わせる様々な理由から、悲しみなどの湧き上がる感情を心にフタをして閉じ込めて、心の中にため込んでいる状態が「グリーフ」と言う状態です。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym9/

2018年05月06日

[きよみのみかた-6]グリーフサポートバディ100名達成!!!!

4月30日、5月2日・3日の3日間、ジーエスアイにてグリーフサポートバディ認定試験が行われました。

今年は23名が受験し、これで認定されたグリーフサポートバディは105名となりました。

資格を創設してから、まずは100名育成することを目指してきましたが、実は100名になるなんて、まだまだ先だと思っていましたので、6年で達成できたことは本当に嬉しく思っています。

そして今は、一つのステージが終わり、早くも次の段階に入り進化する時がやってきたのだと言う気持ちでいっぱいです。

ということで、今回の「きよみのみかた」は、ジーエスアイの認定資格である、グリーフサポートバディについて、お話ししたいと思います。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym6/

[きよみのみかた-5]小室哲哉不倫疑惑騒動から、支える仕事をしている私が感じたこと

もう、ずいぶん前のことのようになっていますが、

今回は、1月に小室哲哉さんが、週刊文春の不倫疑惑報道を受けて記者会見を開き、
その場で引退することを発表されたことについて、
グリーフサポートの視点で考えた、きよみのみかた。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym5/

[きよみのみかた-4]第7回グリーフサポートミーティングが開催されました。

「第7回グリーフサポートミーティング」が開催されました。

このイベントは、ジーエスアイのグリーフサポートセミナーを学んだ受講生のみなさんが年に1回集合するイベントです。

学んだ皆さんが、日々の仕事から戻って疲れた心を癒し、新たな学びを得て、また明日から自分らしく仕事ができるようにと言う思いから、この会を始めて今年で7回目となります。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym4/

[きよみのみかた-3]宮崎ますみさんと橋爪謙一郎のコラボレーション第3弾

元女優で現在ヒプノセラピストとして活躍されている”宮崎ますみさん”は、私たち(株)ジーエスアイのグリーフサポートセミナー[ベーシックコース]でグリーフを学ぶ受講生のお一人です。

特に、がん等で終末期にある方々のヒプノセラピーに、学んだことを活かしてくださっています。

今日は、そんな彼女が主宰する「一般社団法人ホールライフクリエイション」の、主に心理職をされている方向けのセミナーに、橋爪謙一郎を講師としてお呼びいただき、グリーフを理解するためのセミナーが開催されました。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym3/

[きよみのみかた-2]宇多田ヒカルの「Fantôme」とグリーフサポート

今回は、音楽の話。

宇多田ヒカルさんが、8年ぶりにオリジナルアルバム「Fantôme(ファントーム)」を発表しました。2016年年間CDアルバムランキングも、嵐・THE JSB LEGACYに次いで第3位だそうなので、聴かれた方もたくさんいらっしゃることと思います。

アルバムの完成度は、ここ何年間かの様々なアーティストのアルバムの中でも、すばらしい出来だと評判のアルバムです。

彼女を「日本のアデル」と言う喩えは、確かにそうだなと思います。

発売後に、いくつかの番組にインタビュー形式で出演していただけで、特に事前のデカいプロモーションもなく、なかなかCDが売れないこのご時世で、これだけ売れてるのは、本当に内容が素晴らしいのだと思います。


楽曲の専門的な批評は、音楽評論家にお任せして、今日は、このアルバムをグリーフサポートの視点から、ちょっと語らせていただこうかと思います。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym2/

「きよみのみかた」 再起動します。

株式会社ジーエスアイの橋爪清美です。

以前、この@ブログリーフにて、定期的にブログを書いていたのですが、
このところFacebookに投稿することが増えてしまい、
すっかり個人的な投稿からは離れてしまっていました。

この度、グリーフサポートをする人のためのサイト、”グリーフサポートラボ”にて、
ブログページを持つことになりましたので、これを機に「きよみのみかた」の投稿をこちらに移して再起動することにしました。

続きは、下記URLへ
http://lab.griefsupport.co.jp/kym1/

2016年01月03日

【2015年振り返り】

2015年も間もなく終わります。
多くの方が、きっと同じように感じていると思いますが、今年もあっという間の1年でした。

今年は、一言で言うと2016年に向けての助走の1年だったと思います。

2011年から4年ごとのサイクルで、生み出し→実践→安定運用→改善(完成)という意識を持って色んなことを進めてきました。

このサイクルで言うと、2015年は”生み出す”年でした。

1.講師誕生

今年の大きな成果は、橋爪謙一郎以外の講師を生み出すことができたことです。
ご遺体の処置に関する研修、エンバーミングに関する研修など、エンバーマーを筆頭に、3名が講師を担当させていただきました。
エンディング産業展のセミナーでも、多くの方が受講していただきました。
まだまだよちよち歩きのBABY講師ではありますが、橋爪とは違った個性あふれる講師たちの誕生は、
これから更なる発展を期待できるものとなりました。

2.個人事業者から企業へ

社長の橋爪と起業して11年。社長一人ができる仕事は物理的にも必ず限界がありますし、才能の面で考えても同様です。
企業として、チームで仕事ができるようになれば、物理的な限界も広がり、一人でやるよりもできることが広がります。
今年の前半にはスタッフが3名加入し、後半には1名が自分の道を探してGSIをさっていきましたが、
各自が自分の役割をきちんと理解して、チームで仕事ができるようになってきました。
初めて出展したエンディング産業展で発信したことも、これまでとはちがったエッセンスが付け加えられ、GSIが新たなステージに上がったことを実感することができました。

3.グリーフサポートネットワーク

先日、12月8日にエンディング産業展で”グリーフサポート”を主体に事業を行っている方たちと、セミナーを行いました。
今年は”グリーフサポートバディ1期生”が誕生して4年目になりますが、誕生したバディと共に、
セミナーをはじめ、エンバーミング事業など、バディと一緒に仕事をすることができるようになりました。
グリーフサポートバディが北海道から沖縄まで全員で53名となり、確実にグリーフサポートのネットワークの広がりを感じます。

年の初めには、こんなにも色んな成果が出るとは思っていませんでしたが、
まず第一歩を踏み出すことができたのではないかと思います。

来年は、生み出したものをさらに実践していく1年になります。

きっと、スピードを上げて挑戦していくことになると思います。

息切れしないように、足元をしっかり固めながらさらに成長していきたいと思います。


今年一年、ご支援、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い
いたします。


2016年は、ジーエスアイから目を離せませんよ!


2015年12月31日
株式会社ジーエスアイ
専務取締役 橋爪清美

2014年12月31日

2014年をふりかえって

『2014年のふりかえり』

間もなく2014年も終わりますが、やはり今年もあっという間に過ぎ去った1年のような気がします。

さて、2014年はジーエスアイ創立10周年として幕があけました。
10年もの間、会社を存続できたことは、本当に沢山の方々に支えていただいたからこその結果だと思っています。

この1年は10周年を意識したわけではないのですが、私たちにとってこれまで試行錯誤して積み重ねて来た事の集大成とも言える1年だったと思います。

1月には、10周年記念のパーティを開催しました。
これまでのジーエスアイを支えていただいたみなさんに参加いただき、今後のジーエスアイのあるべき姿を考えさせられた1日でした。


5月にはマカオで行われたアジアフューネラルエキスポ(AFE)に参加して、日本の葬祭業に携わる方々と日本の現状を世界に発信しました。
さらに、AFE主催の視察ツアーのコーディネートをする機会をいただき、AFEに参加した世界の葬祭業に携わる方々に、実際に日本の葬儀事情を様々な角度から見学していただきました。
この体験は、ジーエスアイの今後の展開に一石を投じるものとなりました。


また、今年は2月、4月、7月に葬祭業の人材教育を考える「GSIゼミナール」を開催しました。
ジーエスアイ初となる、外部講師と共に各回グリーフサポートバディにも参加してもらって、参加者と共に人材教育を考える企画で、大変好評のシリーズでした。

10月には、2年ぶりに「ビジネスセミナー」を開催しました。
今回からグリーフサポートセミナー受講生にも講師として参加してもらい、
グリーフサポートの実践レポートや、どうやって事業に取り入れているのかをご紹介する形になりました。

このビジネスセミナーをきっかけに、この12月に「イオンのお葬式」の特約店葬儀社さん向けの研修会でも、グリーフサポートについてお話しする機会をいただきました。

今年4月のグリーフサポートバディ認定者も45名となり、
グリーフサポートセミナーも5年目を迎え、次回の受講生が30期生となります。


こうしてみて来ると、この10年、エンバーミング事業とグリーフサポート事業をやり続けて来た結果が2014年に凝縮されているような気がします。

来年はいよいよ次の10年に向けての第1歩の1年が始まります。
スタッフも増えて、次のステップに向けての準備も整って来ました。

来年は、また新しいジーエスアイに生まれ変わる1年になる様な気がします。

みなさまこの一年、本当にありがとうございました。
そして、また来年もよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎え下さい。


株式会社ジーエスアイ
専務取締役 橋爪清美

2014年07月30日

ヨーロッパポジティブ心理学会議2014

一般社団法人森になる の専門委員になっている橋爪が、7月4日にオランダにて行われた「ヨーロッパポジティブ心理学会議2014」に参加しました。

7月26日「第21回森になるサロン」において、その報告会が開かれたので、私も急きょ参加させていただきました。

「森になる」の活動は、私たちが人生のメモリアルとして木を植え、自ら樹になり森となって(森林葬)、環境とこれから生まれてくる子どもたちを守るプロジェクトです。


私たちは生きている間に色んな物を手に入れます。洋服やアクセサリー、車、家などなど。しかしこの世を去る時には、これらすべての物を置いて、この世から旅立たなくてはなりません。
だとしたら、次世代に誰かの役に立つ物として、樹木をこの世に遺し、森に成長させて、それを次の世代が利用するという仕組みを作ることで新たなつながりを創出することができるのではないかという考えのもとに、このプロジェクトは生まれました。

今回のサロンでは、橋爪と、相模女子大人間心理学科准教授の尾崎真奈美さん、浄土宗僧侶である河野秀海さんの3名でヨーロッパポジティブ心理学会議2014にて発表をした内容の概略と報告が行われました。

オランダでは、感動的な発表と称されているようですが、どんな発表であったのか、報告会に参加して、心理学に詳しい訳ではない私から見た時に感じたことをお伝えします。長文になりますがご容赦ください。

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今回の学会発表では、3名が以下のテーマに分かれて発表をしました。
橋爪:東日本大震災の現況⇒
第1番に橋爪が東日本大震災で被災した経営者の方々に会ってお話を伺った事例を基に、被災地の現況と、大震災に被災した方たちの中でも、誰かの役に立つということによって、もう一度会社を立て直した経営者の事例を伝え、東日本大震災の被災者であるその経営者がどう成長したのかについて発表しました。

尾崎さん:トラウマを経験した後に、人はどう変化するのか⇒
心理学の立場からPTG(ポスト・トラウマティック・グロース/外傷後成長)の研究について発表しました。
これは、人はトラウマとなるような、とても辛い衝撃的な経験をして、その時は激しく傷ついたとしても、その後、むしろ素晴らしく人間として成長することがあるという内容です。

河野さん:PTGの実践場としての「森になるプロジェクト」
冒頭に書きました「森になるプロジェクト」がそのPTGにつながる実践の場として役立つのではないかと言う提言をするという、構成で行われました。

今回の報告会に参加して感じたことは、研究発表と言うと、研究者寄りの意見だけが発表される感がありますが、この学会では、企業の経営者としてご遺族と接している橋爪と、僧侶として生と死に向き合っている河野さんが参加したことで、より現実味のある内容になったのではないか、それ故にヨーロッパの心理学研究者たちにわかりやすく伝わって絶賛されたのではないかと言うことです。

企業経営者である橋爪がご遺族の心的サポートの話をし、本来ならば、その役割を担っている僧侶の河野さんがビジネスにつながるようなプロジェクトの話をしたところが、私にとっては一番面白いと感じたところです。(笑)

グリーフにある人たちのことを考えた時、大切な人がいないこの世を生きていくことは、辛く苦しい毎日を生きることです。しかし、悲しみとの折り合いをつけながら、いつの日か自分が誰かの役に立つことができると思えた時、心の傷はなくなることはありませんが、新しい自分が新たな生きがいを得て、前を向いて生きていくことができるようになると信じています。

そのためのひとつの形として、ジースアイでは、このプロジェクトを応援しています。

橋爪清美

2014年01月01日

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年もジーエスアイをよろしくお願いいたします。

さて、今年の1月23日にジーエスアイは10周年を迎えます。

橋爪と共に会社を興してから、10年になるのかと思うと
とても感慨深い気持ちになります。

これも、グリーフサポートは今の日本に必要だと、ただただ信じて
一心不乱に走り続けた結果、多くのみなさまより賛同をいただき
さらには信頼をして仕事を任せていただけたことによって、
今日を迎えられたものと、心より感謝申し上げます。


これまで、グリーフサポート事業は橋爪と私の二人で展開して参りましたが
いよいよ、スタッフを増員することになりました。

ジーエスアイのグリーフサポートの考え方に共感し、
同じ方向を向いて、新しいことにチャレンジしてくれる人材だと思っています。

新しい知恵やスキルだけでなく、前に進む勇気も倍増することで、
もっともっとグリーフサポートが日本の社会に浸透するように
たくさんのことができる気がしてなりません。


今年のグリーフサポートセミナー[プロフェッショナルコース]の受講生は
これまでのところ、今までの2回を上回る人数になる見込みです。

このままでいきますと、グリーフサポートバディの認定試験にも
多くの受講生が試験を受けることになりそうです。

晴れて認定されれば、北は北海道から、南は沖縄にまで
グリーフサポートバディが誕生する可能性があります。

ますます、グリーフサポートのネットワークが拡がり
また、そのネットワークを活かしたご遺族へのサポートができるようになるだけでなく、
昨年設立した、グリーフサポートのマーケティングを担っている
(株)グリーフサポートワークスと共に、ビジネスの展開をもっと拡げていくことができそうです。


今年は、これまでグリーフサポートセミナーを通じて育成してきた
グリーフサポートの担い手のみなさんと、セミナーの受講という段階を超えて
ご遺族をサポートする仕組み作りや、新しいビジネスを一緒に展開していくことが
やっと本格的に始動する年になるのではないかと思っています。


一方、エンバーミング事業においては、
ずっと準備をしていた、一般の方からのエンバーミングのご依頼を
直接受付を開始することにいたしました。

間もなく、ホームページのリニューアルと同時に
サービスを開始する予定です。

私たちは、亡くなられた全ての人にエンバーミングが必要だとは考えておりません。
しかし、必要とされる方に、適切に届けられているのかというと
まだまだその状況にあるとは思えません。

エンバーミングを必要とされている方に、誰でも利用可能な場所があること、

大切な方を亡くしたご家族に、ゆっくりと時間を使ってお別れしていただくために
エンバーミングをするという選択肢を知っていただくこと

この2点を実現するにはどうしたらいいのかと考えてきた結果
行きついた答えです。


そして、今年は4月よりおくりびとアカデミーにてエンバーマー養成コースがプレ開校になります。

私たちは、数年ぶりにエンバーマーの育成にご協力することになりました。

故人の尊厳を守るだけにとどまらず、大切な人を亡くしたご遺族にも配慮し
グリーフサポートを軸に処置や対応ができる、エンバーマーの育成に力を注いでいくつもりです。


ここまで10年間、さまざまな出来事を乗り越えて来ました。
一度始めてしまったからには、止まることはできません。

私たちは、これからも次々に新しいことを考えて、改善して、また試して、
そして完成させていくと言うサイクルを回し続ける使命があると思っています。


たくさんの方達のご縁と支援をいただき、
社員一同、一丸となって、グリーフサポートのあるべき姿を追求していく
一年になると思います。


みなさまには、今年も私たちの活動を見守っていただき、時には叱咤激励していただきながら
さらに成長して参りたいと思っております。

今年もどうぞ、ご期待下さい。

何卒、よろしくお願い申し上げます。


株式会社ジーエスアイ
専務取締役 橋爪清美

2013年12月22日

ホリデーサポートグループ2013を終えて

私たちの会社では、年に一度だけ、毎年クリスマス前に、
ホリデーサポートグループ(大切な人を亡くした方の分かち合いの会)
を開いています。

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今日は、その当日。
3年ほど前に行っていた、死別体験者向けのワークショップに参加下さっていた方が
久しぶりに、サポートグループへ来て下さいました。

元気になって、私たちの会が必要なくなり、お会いしなくなるのは喜ばしいことですが、
やはりさびしい気持ちになりますので、今日お会いできてとても嬉しかったです。

何年経っても、苦しい気持ちに変わりはないし、心の傷がなくなることはありません。

それでも少しづつ、苦しみに支配されることがなくなり、
思い出に変えることができたり、今は悲しむのはやめよう、ここで悲しみにひたって涙を流そう、
と言う風に自分なりに悲しみを表に出すことをコントロールできるようにもなってきます。

そんな時に、いつでも安全で安心できる場所があると言うことが
どれだけ心の支えになるかと言うことを、今日は改めて実感させられました。

その場が安全で安心できるかどうかを決めるのは、参加されるご遺族であって、
その場所を作っている私たちではありません。

どんなに自分達が大丈夫だと思っていても、参加される方がそう感じなければ、
心の底の思いを話してくれることはありません。

ほんの少しの引っかかりがあることで、警戒感が増し、
心の本当の声を発して下さることを止めてしまうのです。

だからこそ、最新の注意を払って、その場を作ることがとても大切です。
ご遺族が覚悟を持って話をしに来て下さるのですから、
心を開いて話ができるように、私たちも覚悟して話を聴く場を作り、心を開いて話を聴くこと、
その方達との信頼関係を保つことが本当に大切で、一番難しいことなのです。

その場が安全で安心できる場所になっていないと言うことを、
多くの場合、ご遺族は言葉で伝えてくれるわけではありません。

私たちは、常にその信号をキャッチできるようにアンテナを張っていること、
そして、キャッチした時には、真摯にそれを受け止めて改善していくことがとても大事なのです。

そうすることで、さらに信頼関係を築いていくことができることを、
身にしみて感じた一日でした。

来年は、このサポートグループを再開して、定期的に開催して行こうと思っています。

2013年08月04日

自分史の日

おはようございます。
毎日暑いですね。

子供達も本格的に夏休みに入り、1年で一番楽しそうに思います。

さて、みなさんは「自分史の日」と言う記念日をご存知でしょうか?

一般社団法人「自分史活用推進協議会」
自分史をテーマとした講座やセミナーなどを行い
自分史の普及に努めることを目的に制定されたそうです。

8月と言えば「お盆」。
先に亡くなられた先祖の御霊が、1年に1度家に帰ってくる時です。

そして、何と言っても8月には終戦記念日、広島と長崎の原爆忌など、
日本にとっては時代を超えて記憶を語り継いでいかなくてはならない日が続きます。
「お盆」は自分のルーツを思い、祖先を思う時季とも言えるかもしれません。

さらに、8(は)と7(な)で「話し」の日。
かけがえのない人生体験を自分史という形で「話し」て
伝えていくことの大切さを思う日とすることから
8月7日が「自分史の日」になったのだそうです。

そして、この日は両国国技館の隣の「江戸東京博物館」で
「自分史フェスティバル」というイベントも行なわれます。

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最近は「終活」という言葉があふれていますが、私個人としては
”死ぬための準備” と言うより、これまでの自分を振り返り、伝え、
死ぬその時まで自分らしく生きるための活動だと解釈しています。

私たちは、そうそう自分自身の歴史なんて振り返ることなく生きてますよね。

でも、自分がどう生きてきたのかを振り返り、ちっぽけな人生かもしれないけれど
自分の子供たちに記憶しておいてもらうことは、グリーフサポートの観点からも
大事なことだと思います。

思い出がたくさんあることは、遺された遺族が悲しみに向き合う時に
本当に勇気を与えてくれ、その後も大事な宝物になるのです。

もちろん、お金のことや相続のことは大事ですが、
私自身、祖母が亡くなってずいぶん後に、自分の中には祖母の価値観が
根付いていることに気づき、この世に存在はなくとも
いつもそばにいてくれるんだという安心感を感じました。

私自身も、自分の子供達にそんな風に思ってもらえたらと思っています。

それには、祖母が私にしてくれたように、まずはいろんなことを話して聞かせることを
していかねばなりません。

このイベントでは、どんな風に伝えたらいいか、いろんな工夫や考え方など
参考になりそうなことが見つかりそうです。

関連業界からの視点ではなく、一般消費者近いところからの視点で
企画されているように思います。


私も午前中、足を運んでみるつもりです。

ぜひ、みなさんものぞいてみてはいかがでしょうか?

自分史フェスティバル

日時: 2013年8月7日(水) 10:00-18:00

場所: 両国・江戸東京博物館


2013年05月27日

第3回グリーフサポートミーティング開催しました。

5月25日(土)に「第3回グリーフサポートミーティング」が開催されました。

このイベントは、ジーエスアイが年に1回開催する
グリーフサポートセミナーの受講生が参加するイベントです。

昨年から、その年のジーエスアイの認定資格「グリ-フサポートバディ」合格者の
認定証授与式も兼ねて、開催しています。

ご遺族を支えるために、毎日一生懸命寄り添っている受講生たちが
疲れた心を癒し、再びご遺族に寄り添うことができるように
学び続け、サポートマインドを修正し、セルフケアができる
自分らしさを取り戻す場所として、毎年行っています。

今年は昨年に引き続き、グリーフサポートバディが15名誕生しました。
昨年に認定された16名と合わせて、これで31名となりました。

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仕事を通じてグリーフサポートができる人材として認定している
「グリーフサポートバディ」が、日本中に存在するようになり
ご遺族が、安心してサポートをお願いできる環境を作るために
私たちはさらに、頑張っていきたいと思います。


2013年04月28日

第2回グリーフサポートバディ認定試験

明日は第2回グリーフサポートバディ認定試験の受験日1日目です。

昨年は16名のグリーフサポートバディが誕生しましたが、
今年も15名が既に小論文の提出を終え、
29日に8名、5月3日に7名がプレゼン(実習報告)と面接試験を
受けることになっています。

「グリーフサポートバディ」とは、
仕事を通じてグリーフサポートを担うことができる人材として、
ジーエスアイが昨年4月に創設した認定資格です。


その試験内容は、
小論文 : テーマに沿って3000字以上書く。
プレゼン: セミナー中に行った実習に基づき、行ってきた事を
       パワーポイントを使って、10~15分のプレゼンテーション。
面  接: 試験官3名による面接。
の3種類です。

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試験官の評価を数値化して全体の7割以上得点した人を
「グリーフサポートバディ」として認定します。

第2回の認定試験結果は5月3日の夜に発表です。

仕事をしながら、試験の準備をしてきた1カ月でしたが、
最後に力を発揮して、悔いのないように頑張っていただきたいと思います。

2013年04月01日

春ですが。

今日で(というか昨日で)3月も終わり。

子供達の卒園、進級。
またそれに伴って、学校の先生が辞めてしまったり、
さまざまなものが終わったり、リニューアルしたり。

春は暖かくなって過ごしやすくなるけれど、一方で喪失を味わう季節でもあります。

大切な人を亡くした時だけでなく、喪失を味わった時には
体調を崩したり、気持ちが沈みがちになるだけでなく

イライラしたり、なかなか考えがまとまらなくなったり
仕事にも影響します。

自分では大したことないと思っていても、
失くしたものが、結構、心の中に深く入り込んでいることもあります。

喪失によって、人は成長することができます。
しかし、それはきちんとその喪失に向き合った人だけなのです。
日々、忙しく毎日が過ぎていきますが、何かを失って心が彷徨っている時は
焦らずゆっくりその気持ちと向き合って、納得してから次に進んでもいいのです。

向き合う事は、とても悲しかったり、辛いかもしれませんが
元気になるための、一番の早道なのです。

2013年03月24日

奇跡のリンゴの木村秋則氏と対談

本日、静岡県藤枝市の平安閣主催の、「木村秋則さん特別講演会」が開かれ
木村さんの講演の後、橋爪謙一郎のトークセッションが行われました。

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苦節10年。試行錯誤と、想像を絶する困難を乗り越え、
リンゴの無農薬・無肥料の栽培を成功させた木村さん。

現在は、ご自身のリンゴ農園だけにとどまらず、
日本中の農業において、農作物の「自然栽培」を普及すべく、日夜活動されています。

今日は、日本の農薬についての状況や、食の安全も含めて、
生態系のバランスを整えて、植物自身が元気になっていく
「自然栽培」について、お話しして下さいました。

農薬や肥料を与えずに、害虫や病気に負けない野菜や果物を育てるには
その野菜や果物に害虫がついても、その天敵が寄ってくる、
病気になっても自ら葉を落として元気なれるようにすることなのだそう。

木村さんは、そのお手伝いをしているだけとおっしゃっていました。

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ジーエスアイの考えるグリーフサポートとは、
大切な人を亡くして、深い悲しみにあるご遺族を支える時
ご遺族自身が、その悲しみと向き合って気持ちを整理していくことが
できるように、ご遺族に寄り添ってサポートすること、

私たちサポートしていく側が、自分の目線でアドバイスをしたり、治すのではなく
今、何を感じているのか、どんな支えが必要なのかを
教えてもらった上で、感情を整理するためのお手伝いをすることだと考えています。


木村さんのお話しは、この点で、とても共通点を感じました。
そして、リンゴが生産できるようになるまでに、本当にたくさんの苦悩や喪失を
体験してこられましたが、木村さんが自分を信じて、答えは必ずあると
あきらめずに進んで来られたお話しは、私たちに勇気を与えて下さいました。

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木村さんの「奇跡のリンゴ」を作るまでの記録が、今年の6月に映画化されるそうです。
是非、みなさん足を運んで下さい。

2013年01月02日

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


昨年は、がむしゃらに突っ走った1年だったように思います。

それでも、たくさんの方に支えられて、思っていた以上の成果が上がろうとしています。

特に、エンバーミング関連では、これまでの戸田のエンバーミングルームの他に
新潟県燕市の㈱山内葬祭、神奈川県川崎市の㈱神奈川こすもす、
静岡県藤枝市の㈱平安閣(1月15日オープン)の3社のご協力により、
ジーエスアイが処置を行う施設を立ち上げることができました。


今年は、この3施設を安定的に運営していくことはもちろんのこと
その他の地域にも、また新たに立ち上げる計画がありますので
これまでの経験を元に、エンバーミング施設のない地域にも
どんどん広げていきたいと思っています。


グリーフサポート事業については、何と言っても昨年の4月に
グリーフサポートバディの認定資格を創設することができ、
第1期生が16名も誕生したことによって、大きな第一歩を踏み出すことができました。


今年も1月より、第2期受験生が15名、バディの認定試験に向かって
プロフェッショナルコースを受講する予定です。

グリーフサポートバディがたくさん誕生して、活躍できる場所を作って行くのも
ジーエスアイの役目だと思っています。
今年はその面についても、どんどん形にしていきたいと思っています。

今年は、もっとグリーフサポートを多くの方に知っていただくために
目に見える形に変えていく作業をたくさんしていく予定です。

来年の1月で、ジーエスアイは10周年を迎えます。
3月までには事務所の引っ越しもあります。

10周年に向けて、色々準備もしていますので、
どうか、これからも見守っていて下さいますよう、よろしくお願いいたします。

2012年12月06日

華原朋美さん

はしづめきよみ です。

昨日、気持ちを新たにしたことがあったので、とっても久しぶりですが、
ブログに書かせていただきたいと思います。

毎年、この時期になるとやっているフジTVのFNS歌謡祭を見ました。
5年ぶりに華原朋美さんが出ていましたね。

たまたま、今朝見ていた朝の情報番組「NON STOP(バナナマンの設楽さんMC)」で、
その華原朋美さんが、睡眠薬などの過剰摂取から
精神科の隔離病棟に入っていたことを、本人のインタビューでやっていました。

みなさんもご存じかと思いますが、彼女はアイドル当時小室哲哉氏と、
公私共にパートナーでしたが、彼女の絶頂期に破局してしまいました。

彼女もまだ21歳くらいでしたし、公私共に頼っていた存在がいなくなってしまうことは
どれだけの喪失体験だったのかと思います。

もちろん、大好きな大切な人がいなくなるだけでなく、
自分のアイドルとしての仕事、立ち位置、将来、全て見えなくなってしまった
と言うのは、簡単に想像できるのではないでしょうか。

その後の彼女は、奇行と言われる行動ばかりが報道されて
いつの間にか、事務所からも解雇され、芸能界からいなくなっていました。

仕事をドタキャンしたり、仕事自体きちんとできなかったり
プライベートでは問題行動を起こしていれば、それは誰もが「いい加減にしろ」と
言うのは当たり前の状況だったのでしょう。

しかし、これらのことを彼女が体験した喪失体験として見ると
何一つ、おかしいことはないと思えるのです。

本人にとって全てを失ったと思えば、もちろんショックでパニックにもなるし
そのこと自体を否認したくもなるし、人を信じられなくなるし
頭ではわかっていても心が受け入れていないので
自分で行動も制御できなくなるでしょう。

眠れなくなるし、辛くて仕方ないのでので、早くこの状態から逃げたい
と思って薬に頼るのもわかります。

失恋ぐらいでと思う方もいるかもしれませんが、彼女にとってはそれが全てだったのです。
周囲は失恋ぐらいで、そんな風になる彼女はおかしいと感じたのでしょうか
周囲に、ちゃんと理解して支えてくれる人が少なかったのかもしれません。

彼女はその後、いわゆる病院送りになってしまうのですが
どのようなサポートがあったのかは分かりませんが
なんとか病院を退院し、退院後はお父さんのいるフィリピンで本来の自分を取り戻し
昨日、歌手として復活することができました。

この話を聞いて、私はもっと多くの人が、人が大切な人を失うとどうなるのかと
言うことを知っていたら、彼女がここまで壮絶な人生を送らなくても
済んだのではないかと思ったのです。

ジーエスアイでグリーフサポートを勉強した方なら、彼女が大きくて深いグリーフを
抱え込んでいたことがわかると思います。

人は多かれ少なかれ、生きている中で喪失を体験します。
そんな時に、周囲の人がその気持ちを理解して、あたたかく支えて見守ってくれたら
どんなに安心できるでしょうか。

もちろん、華原さんの人生にとって必要だったと言えばそれまでですが
たとえ彼女の人生にとって、この喪失体験は成長のために必要だったとしても
その気持ちの整理の仕方は、今回の方法以外にいくらでもあったと思います。

一人で苦しむのではなく、周囲の人があたたかく支えてくれたら
もっとちがった人生が送れたのかなと思います。
もちろん、人生はご自分が選択することですが、選択肢は沢山あった方がいいですよね。

私は彼女のインタビューを聞いて、もっともっと多くの人にグリーフサポートについて
知っていただきたいなと思いました。

そんな思いから、グリーフサポートを勉強した私が、
世の中のいろんなことを見て、感じたことをブログに書いていこうと思います。

その中で、読んだ下さったみなさんがグリーフサポートについて
理解を深めていただけたらいいなと思います。