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華原朋美さん

はしづめきよみ です。

昨日、気持ちを新たにしたことがあったので、とっても久しぶりですが、
ブログに書かせていただきたいと思います。

毎年、この時期になるとやっているフジTVのFNS歌謡祭を見ました。
5年ぶりに華原朋美さんが出ていましたね。

たまたま、今朝見ていた朝の情報番組「NON STOP(バナナマンの設楽さんMC)」で、
その華原朋美さんが、睡眠薬などの過剰摂取から
精神科の隔離病棟に入っていたことを、本人のインタビューでやっていました。

みなさんもご存じかと思いますが、彼女はアイドル当時小室哲哉氏と、
公私共にパートナーでしたが、彼女の絶頂期に破局してしまいました。

彼女もまだ21歳くらいでしたし、公私共に頼っていた存在がいなくなってしまうことは
どれだけの喪失体験だったのかと思います。

もちろん、大好きな大切な人がいなくなるだけでなく、
自分のアイドルとしての仕事、立ち位置、将来、全て見えなくなってしまった
と言うのは、簡単に想像できるのではないでしょうか。

その後の彼女は、奇行と言われる行動ばかりが報道されて
いつの間にか、事務所からも解雇され、芸能界からいなくなっていました。

仕事をドタキャンしたり、仕事自体きちんとできなかったり
プライベートでは問題行動を起こしていれば、それは誰もが「いい加減にしろ」と
言うのは当たり前の状況だったのでしょう。

しかし、これらのことを彼女が体験した喪失体験として見ると
何一つ、おかしいことはないと思えるのです。

本人にとって全てを失ったと思えば、もちろんショックでパニックにもなるし
そのこと自体を否認したくもなるし、人を信じられなくなるし
頭ではわかっていても心が受け入れていないので
自分で行動も制御できなくなるでしょう。

眠れなくなるし、辛くて仕方ないのでので、早くこの状態から逃げたい
と思って薬に頼るのもわかります。

失恋ぐらいでと思う方もいるかもしれませんが、彼女にとってはそれが全てだったのです。
周囲は失恋ぐらいで、そんな風になる彼女はおかしいと感じたのでしょうか
周囲に、ちゃんと理解して支えてくれる人が少なかったのかもしれません。

彼女はその後、いわゆる病院送りになってしまうのですが
どのようなサポートがあったのかは分かりませんが
なんとか病院を退院し、退院後はお父さんのいるフィリピンで本来の自分を取り戻し
昨日、歌手として復活することができました。

この話を聞いて、私はもっと多くの人が、人が大切な人を失うとどうなるのかと
言うことを知っていたら、彼女がここまで壮絶な人生を送らなくても
済んだのではないかと思ったのです。

ジーエスアイでグリーフサポートを勉強した方なら、彼女が大きくて深いグリーフを
抱え込んでいたことがわかると思います。

人は多かれ少なかれ、生きている中で喪失を体験します。
そんな時に、周囲の人がその気持ちを理解して、あたたかく支えて見守ってくれたら
どんなに安心できるでしょうか。

もちろん、華原さんの人生にとって必要だったと言えばそれまでですが
たとえ彼女の人生にとって、この喪失体験は成長のために必要だったとしても
その気持ちの整理の仕方は、今回の方法以外にいくらでもあったと思います。

一人で苦しむのではなく、周囲の人があたたかく支えてくれたら
もっとちがった人生が送れたのかなと思います。
もちろん、人生はご自分が選択することですが、選択肢は沢山あった方がいいですよね。

私は彼女のインタビューを聞いて、もっともっと多くの人にグリーフサポートについて
知っていただきたいなと思いました。

そんな思いから、グリーフサポートを勉強した私が、
世の中のいろんなことを見て、感じたことをブログに書いていこうと思います。

その中で、読んだ下さったみなさんがグリーフサポートについて
理解を深めていただけたらいいなと思います。

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