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2013年12月

2013年12月31日

2013年を振り返って

2013年ももう間もなく終わろうとしています。

2004年1月23日にGSIという会社を起業し
グリーフサポートが当たり前に出来る社会を作ろうと
取り組んできた10年があっという間に過ぎた様に感じます。

今年も新たな出会いがあり、様々な事に取り組む事が出来た1年だったと思います。

沢山のことがありましたが、その中でも、2014年につながり、
更なる成長、進化につながる10の出来事を上げてみます。

① 新オフィスへの引越し:
8年間の長きに渡りオフィスを構えていた「月村マンション901」が、
グリーフサポートの受講生の拡大に伴い手狭になったため、
引越しをしなければならなくなりました。
辛い事も、苦しい事も、そして、もちろん嬉しい事、楽しい事の思い出が
詰まったオフィスだったので、新事務所を探す事は、本当に苦労しました。

オフィスに来た人が誰もが、居心地の良さを感じ、「ただいま」って帰ってくる
空間でした。

しかし、リフォームにもこだわったので、結果、新しい事務所もすごく居心地の良い
空間になりました。
そして、新しい空間は、創造性を刺激する様な要素が加わった感じがします。


② オーストラリア葬祭業界視察:
グリーフサポートの仲間たちとオーストラリアの葬祭事業者を視察してきました。
香港でのAFEでの出会いから、オーストラリアの葬祭事業者のコンベンションを
訪問し、そして、現地の葬儀社を訪問する事になりました。

世界で最も人種多様性に富んでいる国であり、その為、葬祭事業者の進化が進んでいる
国の一つであるオーストラリアを訪問する事が出来た事は、本当に興味深い体験となりました。


③ 韓国葬祭大学教授陣との出会い:
福岡の友人の紹介で、韓国の葬祭大学の2人の教授と葬祭業界メディアの方とお会いしました。

サムソンなどの財閥系の病院にある葬祭場が最も多くのシェアをとっている国である韓国の
葬祭事業者がどの様な取り組みをしているのか、そして、葬祭業界が働く人材を育成している
学校の数が日本よりも圧倒的に多い韓国の現在抱えている問題や、将来への展望をお話ししました。

互いに学び合うべき事の多さを互いに実感したそんな経験でした。


④ グリーフサポートミーティング@増上寺
今回からグリーフサポートミーティングが増上寺で行なう事になりました。

第1回目は、麻布十番にあった友人のレストラン「日の木」、
第2回目は、日本橋富沢町にある「サンライズビル」のイベントスペース
そして、今回が増上寺になりました。

荘厳な雰囲気のホールは、厳かなものとなり、バディを目指す受講生に
とって、あの舞台に上がりたいと言う憧れを感じる様なものになりました。



⑤ グリーフサポートバディ継続教育:

グリーフサポートバディは、認定後継続的に研修を受ける責任があります。
なぜなら、どの様な人でも、時間が経つと、最初に感じていたことを忘れたり、
自分の軸を見失う事も起こってしまうからです。

今年、その継続教育の第1弾が開催されました。
グリーフサポートを学び、日々の業務や取り組みの中で、実践している人たちなので、
学びや共有する内容が濃くて、あっという間に時間が過ぎてしまう程でした。

アメリカでグリーフサポートの恩師であるアラン・D・ウォルフェルト博士の学校で
学んでいる時に感じた雰囲気がそこには有りました。
その時に、やっとスタートラインに立った気がしました。

この他に、

⑥ HOPE100 岩手県陸前高田、大船渡訪問

⑦ 弔い百年塾@築地本願寺

⑧ ジーエスアイゼミナール開催

⑨ グリーフサポート&グリーフサポートバディ商標登録

⑩ 日本全国で行なった法人研修

どの出来事、取り組みも、ジーエスアイにとって掛け替えのないもので、
多くの方々のご縁を頂いたからこそ実現出来た事だと確信しております。

そして、2014年も頂いたご縁をさらに強いものにし、一層の努力をして、
成長を続けていくことをお約束します。

株式会社ジーエスアイ
代表取締役 橋爪 謙一郎

2013年12月22日

ホリデーサポートグループ2013を終えて

私たちの会社では、年に一度だけ、毎年クリスマス前に、
ホリデーサポートグループ(大切な人を亡くした方の分かち合いの会)
を開いています。

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今日は、その当日。
3年ほど前に行っていた、死別体験者向けのワークショップに参加下さっていた方が
久しぶりに、サポートグループへ来て下さいました。

元気になって、私たちの会が必要なくなり、お会いしなくなるのは喜ばしいことですが、
やはりさびしい気持ちになりますので、今日お会いできてとても嬉しかったです。

何年経っても、苦しい気持ちに変わりはないし、心の傷がなくなることはありません。

それでも少しづつ、苦しみに支配されることがなくなり、
思い出に変えることができたり、今は悲しむのはやめよう、ここで悲しみにひたって涙を流そう、
と言う風に自分なりに悲しみを表に出すことをコントロールできるようにもなってきます。

そんな時に、いつでも安全で安心できる場所があると言うことが
どれだけ心の支えになるかと言うことを、今日は改めて実感させられました。

その場が安全で安心できるかどうかを決めるのは、参加されるご遺族であって、
その場所を作っている私たちではありません。

どんなに自分達が大丈夫だと思っていても、参加される方がそう感じなければ、
心の底の思いを話してくれることはありません。

ほんの少しの引っかかりがあることで、警戒感が増し、
心の本当の声を発して下さることを止めてしまうのです。

だからこそ、最新の注意を払って、その場を作ることがとても大切です。
ご遺族が覚悟を持って話をしに来て下さるのですから、
心を開いて話ができるように、私たちも覚悟して話を聴く場を作り、心を開いて話を聴くこと、
その方達との信頼関係を保つことが本当に大切で、一番難しいことなのです。

その場が安全で安心できる場所になっていないと言うことを、
多くの場合、ご遺族は言葉で伝えてくれるわけではありません。

私たちは、常にその信号をキャッチできるようにアンテナを張っていること、
そして、キャッチした時には、真摯にそれを受け止めて改善していくことがとても大事なのです。

そうすることで、さらに信頼関係を築いていくことができることを、
身にしみて感じた一日でした。

来年は、このサポートグループを再開して、定期的に開催して行こうと思っています。