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2011年03月

2011年03月15日

被災された方に何かしたいと思っている皆さんへ。

3月11日に起こった地震で
大切な人や物など、何もかも失った人を支えよう、
自分で何かできるはずだ、現地に一刻も早く行きたい
と、考えている人に伝えたい事があります。


次々にテレビやネットから流れてくる情報を知れば知るほど、
無事に生活している自分を責め、
何か行動に移したい欲求が強くなっている人も多くいると思います。

でも今は、慌てて行動するときではありません。

現地で命を張って頑張ってくれている自衛官、消防士、
医療従事者の皆さんを信頼して任せましょう。


自分ひとりで出来る事には限界がある事を
先ず認めるところから始めましょう。

でも、出来る事をつなげていけば大きな力となり、
その思いは必ず届くはずです。


今一番大事な事は、きちんと情報共有をする事です。
そして、自分が一番役に立てる時を把握する事です。

自分が必要な時に役に立てるように
今は、心と身体をしっかり休めてください。
今必要なことは、セルフケアです。

そして、今出来ないことに焦点を当てるのではなく、
出来る事にしっかり取り組んでください。

自分がやっている事で役に立たない事など
ひとつもないのですから。


                         橋爪 謙一郎

今できることを。

きよみです。

まずは、被災された地域の方々へ
心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。


ジーエスアイ一同、全員無事に過ごしております。
無事の確認のためにご連絡くださった方々
本当にどうもありがとうございました。


私たちは当日、事務所で地震にあいました。
9階建てのビルですので、すごい揺れで立っていられず
本当に怖い思いをしました。

揺れた方向に平行していた棚からは物が落ちて
散乱したり、デスクのパソコンが倒れたりしたものの、
怪我や部屋の損壊などもなく、
2時間弱はかかりましたが、歩いて帰ることができました。

帰宅後に家族と食卓を囲んだときの幸せ感は
言葉に言い表せないものがありました。


すでに地震から4日経っていますが、
一人でも多くの方が救助される事を
願ってやみません。


現地では、知人の医師や自衛官が必死の救助、
救援をおこなっており、時おり状況を知らせてくれていますが
本当に多くの方が亡くなり、自分の無力さを突きつけられていると
いいます。


ジーエスアイのセミナーにて
グリーフサポートを一緒に学んでくれた人の中には
自分には今、何もできることがないと責めている方も
いるようですが、そんなことはありません。


今被災地の人たちは、自分が毎日毎日生きることで精一杯です。
明日、明後日も生きているのかという不安で一杯だと思います。

家族が行方不明でも、生きていると信じて
探している人たちがほとんどだと思います。

たとえ死亡が確認された方でも、毎日を生きるために
悲しんでいる余裕がない方も多いのではないでしょうか。


この震災では、大切な人を失っただけでなく、自宅や学校、
小さい頃から育った町全体がなくなってしまって
たくさんの喪失をいっぺんに抱えているのです。


私たちの本当の出番は、これからです。


今はマスコミ含めて、多くの方が注目していますし
復興のために色々な事が進んで、変化していくので
まだまだ被災地の報道も続くでしょう。


しかし、仮設住宅などができ、避難所生活から解放され、
マスコミの熱も冷めて、報道も減って
すこしずつではあるでしょうが
自分達の生活のペースができ始めたときに
きっと大切な人がいない悲しみが押し寄せてくると思うのです。

そのときには、誰かの支えが必要なときが必ずやってきます。
この深い悲しみ一つひとつに向き合うには、
とてつもない時間がかかると思います。


その長い時間、支えてあげることができるように、
その時のために、
今は自分の体力を温存し、自分らしく支えられるように、
自分自身も大事にして準備を整えてください。


今できる小さなことを、少しずつやりましょう。
計画停電に協力すること、節電すること、募金すること...

今のうちに、この後、継続してサポートできる
ネットワークを作っておくことも必要ですよね。


そして、本当の出番が来たときには
学んだ事をフル活用して、支えてあげてください。

支えるみなさんのことも、私たちジーエスアイが支えます。
安心してサポートして下さい。


次のブログで、
被災地の人たちをグリーフサポートを通して
役に立ちたいと思っているみなさんに
橋爪謙一郎からのメッセージを送ります。


はしづめきよみ