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【グリーフことのは】③不安、パニック、恐怖感Ⅰ

今回は8つのグリーフの局面の中から、3つ目の局面、「不安、パニック、恐怖感」についてお話したいと思います。ご遺族が自分の精神的、身体的状況や状態を知り、自らの力で癒されるようにするために、自分に何ができるかを考えてみます。そうすれば、ご遺族が表出する感情、心理状態、体調、思い、行動の一つひとつに対して、自分の価値観を押しつけたり、たとえ自分と違うからといって責めたりせず、話を聞いてあげられるようになるはずです。

③ 不安、パニック、恐怖感 Ⅰ

不安感、パニック、恐怖感は、グリーフプロセスにおける代表的な感情です。これらを感じているとき、自分自身に対してこんな疑問を投げかけたかもしれません。「この人なしで、私の人生に生きる意味なんてあるのか?」、「私大丈夫かしら?」、「われわれ家族は、これを乗り越えられるのかしら?」
これらはごく自然なものです。自分の安心感が脅かされたとき、結果として不安感が生まれてくるものです。
自分の人生の一部だった人を亡くすと、心でも、また頭でもさびしく思うにつれて、パニックの感情が次第にあふれてきます。不安感、恐怖感が募れば募るほど、自分がおかしくなってしまったのでないかという感覚が顔を見せ始めます。自分が普通でないと思い始めたときには、恐怖感はさらに増していき、また自分の考え方によっても不安感、パニック、恐怖感を強くします。
例えば、自分の将来に起こることに対して恐怖感をもち始めることは多々あります。身近な人の死によって、自分自身の死、寿命に対する考え方をはじめとする死生観がより現実味を帯びて感じたり、自分の弱さゆえに、故人亡きあとも生き延びていけるのかと不安に感じたりします。そのために集中力がなくなったり、感情的、身体的、全体的に倦怠感を感じたりすることもあるでしょう。
気力や元気が落ちているときには、それまでは毎日何でもなくこなしていたことにも、簡単に圧倒されたりします。たとえばそれまで親や子どもたちにも頼らずに生きてきた人にとっては、精神的な問題に金銭的な問題が加わると、結果として誰かに頼って生きていかなければならず、それにより自尊心を傷つけられる、という恐怖感が増すのです。
これらの感情は、グリーフにおいては自然なプロセスになりうるのです。

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