自分がなぜグリーフサポートを仕事にしようと思ったかという動機について書いてから
ご無沙汰してしまったが、今日からグリーフについて思うところを書いてゆきます。
大切な人を亡くした後、「自分が経験した事」に対して不安を持ったり、
自分が変わってしまった、おかしくなったと感じる人もたくさんいると思います。
最初に知ってほしいのは、「おかしくなっている」のではないという事です。
そこで、自分を責めたり、周りの人と比較せずに、素直に見つめる機会を作りたいと思います。
大切な人の死に直面した時に、人によって様々な表われ方をするものです。
グリーフの体験や表に出てゆく形態は、8つの局面としてまとめる事が出来ます。
死別に対する反応とか、プロセスという言葉ではなく 「局面」 としたのは、
8つの局面のどれを最初に体験しても、または体験しないものがあっても
一向に構わない、という気持ちを込めているためです。
今回からその「8つのグリーフの局面」の中から、一つづつを書いてゆきます。
---------------
・8つのグリーフの局面・
①ショック、麻痺、否認、不信感
②混乱、困惑、思慕、探索
③パニック、不安、恐怖感
④身体的変化、体調の変化
⑤激情、爆発的感情
⑥罪悪感、後悔
⑦空虚感、喪失感、うつ、深い悲しみ
⑧解放感
---------------
これらの局面を知り、少しでも自分を見つめる機会を得て、
自分を責める人が減ってほしいと思います。