大阪で看護師を中心とした32名の方々向けにグリーフサポートの研修を行いました。
本気な仕事をしている人たちを向き合って、研修をしていると、色々なことを感じます。
ここまでは、この職業の専門領域という概念がどんどん曖昧になってきている様に感じられます。
仕事をマニュアル化したり、標準化と言う名の元にルーチン化をすることで、今の生活者にとって特定の職業が提供するサービスや商品が合わなくなったり、魅力を感じないものになることは当然だと思います。
これまでだったら、亡くなった後の遺族の事を考えなくても病院の仕事は済んでいたかもしれません。しかし、現場で患者さんやその家族の方に向き合っている彼女たちは、それでは十分ではないと感じ、忙しいスケジュールの合間をぬって参加してくださったのです。
死を境にして、時間軸で考えたときに、その周辺でサービスを提供している組織は、今の自分たちのあり方をゼロベースで見つめなおし、必要であれば大きな変革を必要としています。
今取り組んでいる事が、業務の先にいる生活者にどんなことを提供できるのかを考えなければならないと思います。