社員教育は、本当に難しいし、だからこそ、時間を掛けたり、
自分が出来ない事は外部に頼んだりするのだと思います。
研修を依頼される側に立つことが多いのですが、
自分の社内を見わたしたときに、時々「え!なぜ?」と思うようなことがあります。
色んな人に研修を提供するのだから、完璧でなければ、駄目じゃないかと
言われる方もいらっしゃる事と思いますが、実際に、自分の足もとは
眼が届いていなくて、唖然とする事もあるんです。
「なぜ、そんなやり方をしているのか?」
「いつから?」
「誰が?」
「何の為に?」
自分の頭の中を駆け巡る質問の数と種類は無限にあります。
基本人は、同じ内容の業務をしてゆくうちに、「どうしたら楽できるか」
と言う事を工夫し始めるのでしょう。
工夫はもちろん構わないと思います。
しかし、「手を抜く」とか「やらなければならない事を省く」
と言うのは絶対にあってはならないと思います。
その結果もたらされるのは、クオリティの低下とその省いた事によって
もたらされた状況の改善の為に後からしなければならない追加の業務量
の増加だと思います。
恐らく多くの方は気づいている事だと思いますが、
PDCAのサイクル(段階)が、当たり前の事として実行出来ていないのだと思います。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すこと
をせずに、自分の思い込みで、行動に移し、評価や改善をしないまま、惰性で
仕事をする。
これに気付いた時には、迅速に対応し、何が問題で、今どの様な改善が
必要なのかを把握し、実行に移していく。
こんな当たり前の事を皆で実行し続けられるように、
常に指導、指示、確認等を行っていかなければと
自問自答をした一日でした。
遠くをみて、色々な事を考える事も大事ですが、
時には足元を見ることも大事なんだと教えられた
気がします。
そして、両方の視点をもって、これからも成長を
していこうと決意をした一日でした。