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【橋爪謙一郎ブログ】グリーフサポートグループ

前回はアフターケアサービスにどんなものがあるかをお話ししました。今回は前回の続きで、アフターケアサービスの一つであるグリーフサポートグループについて、どのような活動していたかをお話します。
以下、8週間のグリーフサポートグループが具体的にどのように行なわれていたかを説明しましょう。

まず、グリーフサポートを開催することを、以前にお世話した遺族の方々にダイレクトメールでお知らせするとともに、地域にあるフリーペーパーや新聞紙上で地域に広く知っていただきました。この時期は、開催時期の1か月前くらいです。

その後、希望者が8~10名くらい集まったところで、それぞれの方々が現在、精神的、心理的にどのような状況にあるか、死に関する状況がどのような物であったかを調査します。その情報をもとに、グリーフサポートグループは、遺族の方の境遇が近い方を対象にグループを形成して提供します。

この作業をスクリーニングと言いますが、サポートグループが成功するかどうかはこのスクリーニングにかかっているとも言えます。なぜなら、グリーフサポートグループが成功するかどうかは、そのグループに対して参加者がどれだけ信頼を置けるかどうかにかかっているからです。そこで、親近感を持ちやすいかどうかということも大事な要素の一つなのです。例えば、配偶者を亡くした方や、がんによって自分の大切な家族を亡くした方といったように、互いに「あ、私も同じように今感じている」と言える環境を参加者の側に揃えることで、実現します。

また、その際に、グリーフサポートグループのファシリテーター(援助者)は、参加者に以下のことをきちんと理解してもらい、そのことを約束してもらいます。グリーフサポートグループの間に話し合われたことや、共有した感情や経験を会の外では絶対に口外しないことです。つまり、守秘義務をきちんと守ると約束して、互いに心に感じたことを素直に表し、グリーフ(悲嘆)の癒しに必要な感情表現を行なってもらえるようにするのです。

このような状況をつくり上げ、遺族の方々が自らグリーフワークを行なっていけるように、グリーフについてレクチャーをしたり、その時に感じていた悲嘆についての感情を個々人が理解できるようにグループカウンセリングを行なっていくのです。

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