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【橋爪謙一郎ブログ】米国葬儀の打合せ②

前回はアメリカでの葬儀の打ち合わせのプロセスについてお話いたしました。今回は葬儀のプロセスがどのような役割を持っているかご説明いたします。

ビジネスサイドの書類は、打ち合わせの中で署名していただくが、打ち合わせは、遺族のグリーフワークを、葬儀のプロセスを通じて進めていくうえで、最も重要な時間と言えます。なぜなら、遺族の方々は、この打ち合わせを通じてフューネラル・ディレクターに対する心理的な信頼を培っていくからです。

例えば、アメリカでは戸籍がないために、打ち合わせのなかで、死亡証明書に必要な情報を集めなければなりません。この作業を通じて、遺族は、日頃忘れてしまっていた自分の祖先の名前や、彼らがどの州もしくはどの国から現在の移住地に移ってきたのかという話を思い出したり、いつもニックネームで呼んでいたけど、本名はこういう名前だったということに気づいたりします。そうして自分たちが知らなかった故人について知ることができ、深い思い入れをもって、その故人のために、自分たちらしいセレモニーを作り上げようとします。その作業を遺族が主体的にできるように、フューネラル・ディレクターは遺族の心理状態を客観的に見つめ、情報を提供し、かつ精神的な援助を行っていきます。

したがって、葬儀の打ち合わせを行う部屋は、外部の騒音が入らないようになっており、証明はやわらかい間接光にするなど配慮がなされています。遺族が故人に対してしっかりとした最後のお別れをできるように、思い残すことがないように、外的なものに邪魔されないように、心がけていくこともフューネラル・ディレクターの重要な役割であることを、僕は毎日の業務の中から学びました。

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