これまで【橋爪謙一郎ブログ】では、僕がアメリカの葬儀科学校や葬儀社で経験してきたことについて書いてきましたが、今日はちょっと最近の話です。
2007年10月26日(金)都内で撮影されたドラマ「死化粧師」の撮影現場に行ってきました。
主役の心十郎役の和田正人さん、ヒロイン役の篠原麻衣さん、女性エンバーマー役の俳優の方々、撮影スタッフの方々のエンバーマーに対する思いの強さやこだわりが強くあふれている現場でした。
僕自身が「エンバーミング」とは一言で言うと何と言う質問に対する答えが、この現場には満載していました。
もちろん、エンバーミングとは、「故人に対する処置」であることは、間違いありません。
しかし、ジーエスアイの提供しようとしているエンバーミングは、「ご遺族の為の処置」なのです。
ご遺族がご遺体との最後の時間を過ごせるようにする。
ご遺族が記憶に残したいと思うイメージを作り上げる。
グリーフサポートの為にエンバーミングと言う選択肢を一人でも多くの人に提供したいというのが、僕自身が創業以来心の中に持ち続け、常にその思いの上に努力を続けています。
エンバーマーだけでなく葬儀に従事していると、忘れてしまいそうなことに対する思いを撮影現場には沢山有りました。それは、おそらく、撮影スタッフの中にも、このドラマを通じて自分の経験した死別のときの叶えられなかった思いがあるからかもしれません。
もしくは、家族や友人に対する思いや愛情が、この現場には溢れていたからかもしれません。
エネルギーを沢山与えていただいた1日でした。
この製作に携わってくださっている皆さんに感謝いたします。
ありがとう。