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10月5日深夜24:12よりテレビ東京 ドラマ24にて 連続ドラマ「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」が始まります。
このドラマの制作にあたっては、橋爪謙一郎が技術監修として協力しているだけでなく、ジーエスアイのエンバーマーも、撮影時の技術や美術指導などをお手伝いしております。
原作者の三原ミツカズさん始め、制作に携わる皆さんが「ご遺族のためのエンバーミング」と言う観点を、よく理解されて作られた、ヒューマンドラマに仕上がっているそうです。
そこで今回は、テレビ東京のプロデューサー、浅野太さんからいただいたコメントをご紹介します。
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連続ドラマ「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」制作にあたって
ドラマ「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」は、日本の連続テレビドラマの歴史において、初めて「エンバーマー」を主人公に据え、真正面から「エンバーミング」と向き合う作品です。まだまだその存在を知らない多くの視聴者の皆様に、「エンバーマー」という職業が新鮮な驚きと共に認知される機会ですが、一方では初めて知る職業ゆえ、誤った認識にならないためにも、ドラマを作るに当たり限りなく実際の処置過程や心理・精神面に忠実でありたい・・・。そんな思いを抱いていた6月初旬、番組の監修を受けていただいた橋爪謙一郎氏にお会いしました。
ご遺体と一対一で対峙する職業ゆえ、私の浅はかなイメージの中では(失礼ながら)もしかして影のある方だろうかとも思っていたのですが、実際の橋爪氏はとても人間味にあふれ、明るく気さくなお人柄。今となれば当たり前のように理解できるのですが、「人間」ととことん付き合う職業ゆえに、人間味があふれているのは当然、むしろ、そうでなければできない職業なんだと思います。
橋爪氏が語る体験談やエンバーミング理論は、我々にとっては驚きの連続で、大変興味深いものでした。その時の新鮮な感覚は、このドラマを見てくれる視聴者にとっても同じはず・・・だからこそ我々が素直に感じ、驚いたことを何よりも大切にして、作品を作ろうと考えました。
今回のドラマは、主人公のエンバーマー・間宮心十郎を通して、様々な『生』と『死』を見つめ、そこにある『愛』の形を綴っていくヒューマンドラマです。老若男女、人間であれば誰もが目の当たりにする「命」という最大のテーマを、これまでにない新たな切り口で描いていきます。医療ドラマはこれまでも数多くありますが、このドラマはエンバーミングという新しい題材で、しかもエンバーマーの心理状態や悩みをも交えて「命」を描く、前人未到の作品です。
エンバーマー・間宮心十郎をかっこいいだけのヒーローとして描くつもりはありません。エンバーミングにも限界があり、エンバーマーも挫折する・・・。人間臭いエンバーマーだからこそ魅力的であり、リアルな一人の人間として身近に感じることができると思います。心十郎は全12話を通してエンバーマーとして、そして様々な思いを抱えた人間としてもがき、成長していきます。
身近にいる大切な人を思い、優しい涙を流す…。または心が洗われて生きる勇気が沸いてくる…。このドラマを通して、そんな心のぬくもりに触れていただけたら嬉しく思います。
寄稿 テレビ東京 プロデューサー 浅野 太
連続ドラマ「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」
http://www.tv-tokyo.co.jp/shigeshoshi
《放送日時》
2007年10月クール(10月5日放送スタート)
毎週金曜日 深夜0時12分~0時53分 (全12回)
*初回・第2回は深夜0時42分~
《放送局》
テレビ東京・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・
TVQ九州放送 (テレビ大阪のみ 翌週木曜深夜0時12分~)