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【橋爪謙一郎ブログ】葬祭に携わる仕事を始めた理由①

これから数回に分けて、僕がどのようにして、葬祭業に携わるようになったかを
お伝えしていきたいと思います。
1993年10月、北海道で葬儀社を経営する父から、1本の電話がかかってきました。
僕は東京で、葬儀とは関係の薄い業種の会社で働いていました。
父は、NFDA(全米フューネラルディレクター協会)のコンベンション(年次大会)をはじめ
アメリカの葬祭業者を見学する研修旅行から帰ってきたばかりでした。
いろいろな刺激を受けて興奮さめやらぬ、といった感じでした。
それがまるで昨日のことのように思えます。

その頃、日本でエンバーミングを葬儀の一つのサービスとして提供するために、
アメリカや、カナダからエンバーマーのライセンスを持った人を招聘してエンバーミングを導入するかどうか、
どこの葬儀社でも少なくとも頭の隅ぐらいでは考え始めていたように記憶しています。
父は電話で、「話したいことがあるから、2~3日北海道に帰ってくることはできないか」と言いました。
その真剣な様子、研修旅行で何かを感じ取ってきて、それを僕に話したいという熱意に動かされた僕は、
北海道の実家でゆっくり父の話を聞くために、休みを取りました。
父はまるで少年のように熱っぽく研修旅行の話を聞かせてくれました。
中でも、ピッツバーグ(ペンシルバニア州)にあるモーチュアリー・カレッジを訪問した時のことが、
父には強く印象に残っていたようでした。そこでは父を含めた参加者は授業に1日参加し、
午後には同校内で行われたクリニカル・エンバーミングの実習を目の当たりにしたそうです。
父は、ご遺体にエンバーミングを施す過程をすべて見学しました。
ご遺体の状態がどのように変わるのか、ご遺体から出ていた死臭がなくなり、
顔に少し血の気が戻り、きれいになったのは、大きな衝撃でした。
日本ではご遺体の状態がその死因等によっては、ご遺族の方々の悲しみをさらに深くしています。
父はそんな状態をエンバーミングを施すことで変えられるはずだという確信をもったようでした。
そんなご遺族の方々の役に立つために、日本の葬儀を変えるために、
アメリカで勉強をしてこないか、という話が父から持ちかけられました。
しかし、その時点では、返事は少し待ってほしいと答え、東京に戻りました。
自分の将来を決めることゆえに、ゆっくり時間をかけて考えたかったからです。

(次回に続きます)

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