葬儀社は、ご遺族が大切な人を喪った時に、連絡を取る事を「葬儀の依頼」と言う風に捉えているかもしれないが、ご遺族の立場に立ってみれば、「大切な人が亡くなって、どうして良いかわからない」ので連絡してきているというのが事実に近いのではないかと思います。
「依頼」という視点からとらえると、「ご遺族がお願いしているのだ」と無意識のうちに思い込み、必要なものを用意してあげている。何から何まで用意してあげているのだから、満足するだろうと結論づけてしまうことになるのかもしれない。
ところが、「大切な人が亡くなって、どうして良いかわからないので連絡してきている」という視点からとらえると「何に困っているのだろう?」、「不安だろうから、一刻も早く側に行って安心させて上げなければ」などと遺族の視点を一生懸命理解しようと努力を惜しまなくなる気がする。
この二つの言葉の違い、それは、僕自身がこの2年グリーフサポートセミナーベーシックコース
やアドバンスコースの中で伝え続けてきた「グリーフサポートマインド」なのだと少しづつ確信
をもてるようになってきました。
明日からベーシックコースのカリキュラム②が始まります。
参加者に1ヶ月ぶりに会えるのが本当に楽しみです。