この6月、講演会があちこちで行われ、
グリーフサポートの講師として多くの方々に橋爪を呼んでいただきました。
貴重な機会を下さった皆様に、心より御礼を申し上げます。
グリーフサポートについて話をさせていただく機会が
こんなに増えたことを、本当に嬉しく思います。
その中でも6月28日に行われた、浄土宗の法然聖人の生誕850年記念研修会では、
若い僧侶の方々が熱心に話を聞いて下さったことが、本当に印象的で、
光栄なことでした。
毎年6月末は葬儀業界にとって、お祭り騒ぎのような時期になります。
横浜で葬儀業界向けの大きな展示会が行われるために、
その周囲でも、この時期に合わせてセミナーや展示会などが行われるので、
日本中の葬儀社、葬儀関連サービスに携わる方達が
集まってくるのです。
葬儀業界も本当に変革期を迎え、多くの方々が試行錯誤を重ねて
いろんな取り組みをされています。
死別体験をされた方達が、自分らしく生きていくことができる社会を目ざして、
ご遺族だけでなく、死に携わる仕事をしている多くの人たちに
さまざまなサポートを提供している私たちジーエスアイですが
ただただ願うことは、大切な人を亡くして苦しんでいる方達を置き去りにしない
ビジネスをして欲しいと言うことです。
葬儀社と言えども企業ですから、利益を追求しなければ
事業を継続することはできません。
でも、利益を追求するがために、消費者である、ご遺族をはじめとする
大切な人を亡くした方をないがしろにしたり、置き去りにして
自分たちの利益だけを追求したものになりがちです。
今の葬儀における現状は、消費者を置き去りにしてきた結果、
招いたものと思われます。
ご遺族をはじめとする消費者の役に立つビジネスの仕方を構築しつつ
自分たちもきちんと利益をあげて、継続していくことを真剣に考えてほしいと
心から願う6月でした。
そして私たちジーエスアイも、そのためのサポートを必死にしていかなくてはいけないと
改めて肝に命じた1カ月になりました。
キヨミ