おはようございます。
毎日暑いですね。
子供達も本格的に夏休みに入り、1年で一番楽しそうに思います。
さて、みなさんは「自分史の日」と言う記念日をご存知でしょうか?
一般社団法人「自分史活用推進協議会」が
自分史をテーマとした講座やセミナーなどを行い
自分史の普及に努めることを目的に制定されたそうです。
8月と言えば「お盆」。
先に亡くなられた先祖の御霊が、1年に1度家に帰ってくる時です。
そして、何と言っても8月には終戦記念日、広島と長崎の原爆忌など、
日本にとっては時代を超えて記憶を語り継いでいかなくてはならない日が続きます。
「お盆」は自分のルーツを思い、祖先を思う時季とも言えるかもしれません。
さらに、8(は)と7(な)で「話し」の日。
かけがえのない人生体験を自分史という形で「話し」て
伝えていくことの大切さを思う日とすることから
8月7日が「自分史の日」になったのだそうです。
そして、この日は両国国技館の隣の「江戸東京博物館」で
「自分史フェスティバル」というイベントも行なわれます。

最近は「終活」という言葉があふれていますが、私個人としては
”死ぬための準備” と言うより、これまでの自分を振り返り、伝え、
死ぬその時まで自分らしく生きるための活動だと解釈しています。
私たちは、そうそう自分自身の歴史なんて振り返ることなく生きてますよね。
でも、自分がどう生きてきたのかを振り返り、ちっぽけな人生かもしれないけれど
自分の子供たちに記憶しておいてもらうことは、グリーフサポートの観点からも
大事なことだと思います。
思い出がたくさんあることは、遺された遺族が悲しみに向き合う時に
本当に勇気を与えてくれ、その後も大事な宝物になるのです。
もちろん、お金のことや相続のことは大事ですが、
私自身、祖母が亡くなってずいぶん後に、自分の中には祖母の価値観が
根付いていることに気づき、この世に存在はなくとも
いつもそばにいてくれるんだという安心感を感じました。
私自身も、自分の子供達にそんな風に思ってもらえたらと思っています。
それには、祖母が私にしてくれたように、まずはいろんなことを話して聞かせることを
していかねばなりません。
このイベントでは、どんな風に伝えたらいいか、いろんな工夫や考え方など
参考になりそうなことが見つかりそうです。
関連業界からの視点ではなく、一般消費者近いところからの視点で
企画されているように思います。
私も午前中、足を運んでみるつもりです。
ぜひ、みなさんものぞいてみてはいかがでしょうか?
日時: 2013年8月7日(水) 10:00-18:00
場所: 両国・江戸東京博物館