セレブラントとは

セレブラントとは

「セレブラント®」とは、故人やその家族の意思、信念、価値観、文化的な背景などを反映させた「世界に一つの儀式」をプランニングし、創り上げ、運営する人材のことです。
1997年、オーストラリアにおいて、宗教者による結婚式をセレブラントが司る結婚式が逆転し、現在では80%を超える割合でセレブラントが行うようになっています。アメリカでは、セレブラントがデザインした葬儀は全体の6割を超えるともいわれ、その影響は業界だけにとどまらず、40代の転職する職業人気ランキングにおいて、「セレブラント®」がBEST5に入っているほど、取り組んでいる人にとってもやりがいと同時に収入も得られる職業になっています。

「セレブラント®」の役割は、まさに今の日本においても必要な存在だと考えています。儀式と言うと、葬儀、法要はどの供養式を始め、成人式、結婚式、その他にも、生誕、お食い初め、七五三祝い、入学式、卒業式など、成長の区切りを祝う儀式なども頭に浮かぶことと思います。
しかし現代ではこれらだけでなく、日々の生活を豊かにする季節にちなんだ儀式や、企業内や地域社会などの絆を深めるための儀式やセレモニー、心の中に負った傷を癒すきっかけを作るための儀式、人生における出会いを祝ったり、その人が取り組んでいること、又はその人自身への感謝を表す儀式など、専門性を高めたセレブラントが必要とされる機会が増えています。

フューネラル セレブラント

セレブラントの中でも、ジーエスアイが最初に育成している「フューネラルセレブラント」とは、グリーフサポートの考え方をベースに、ご遺族の必要とする、その人らしい、又はその家族らしい葬儀をデザインし形にすることができる人材です。 宗教的な要素や日本のしきたりを踏まえた伝統的な葬儀式から無宗教の葬儀式までを、意義深く、思い出深い体験として提供することができるようになります。

セレブラント®創設の思い

儀式は、多くの場合、継続した時間にひと区切りつける役割を果たしていると言えます。特に私たちジーエスアイが取り組んでいるグリーフサポートにおいて、儀式はとても重要な機会であると考えます。大切な人を亡くしたとき、ご遺族が悲しみと折り合いをつけるための第一歩として死別の現実を受け入れていくために、気持ちの整理をしたり、思い出を忘れることなく心にとどめておくには、葬儀式はとても重要な機会になります。

時代の流れに伴い、科学の進歩による高度医療の実現や、インターネットの普及によって誰もが様々な情報を得やすくなったことにより、生きるために宗教に頼らない人が増えました。その結果、宗教だけでは解決できない、人それぞれの多様な問題が存在するようになりました。つまりは、死別に伴う感情と向き合う時にも、宗教以外の力も借りなければ、気持ちの整理がつかないことが増えているのです。

そんなご遺族がうまく言葉にできない思いを、セレブラントは寄り添って話をじっくり聴いてくれます。そして、それをセレブラントが葬儀として形にして時間を体験することで、悲しみとの折り合いをつけるきっかけとなり、ご遺族にとって大切な人がいない新しい人生を歩んでいく第一歩になると考えています。

カリキュラム

内容
第1章
はじめに
第2章
儀式(Ceremony)と儀礼(Ritual)について
1. 通過儀礼(アーノルド・ヴァン・ヘネップ)
2. セレモニークリエーション(ロナルド・グリムス)
3. 通過儀礼〈ヒ―ローズ・ジャーニー〉(ジョセフ・キャンベル)
第3章
セレブラントについて
第4章
シンボル(象徴)について
1. シンボルとは
2. セレブラントにとってのシンボル
3. シンボルをどの様に儀式に取り入れるか?
第5章
ストーリーテリング
1. ストーリーテリングは、どこから始まるのか?
2. 「ソウルスケッチ (Soul Sketch)」を書き上げましょう
3. ソウルスケッチが描けるようになるために必要なこと
4. インタビュー
5. 文章を考える。 (Thinking)
6. ソウルスケッチ・ライティング
第6章
葬儀について
第7章
その人らしい葬儀 “Bespoke Funeral”

コース詳細

日数
6日間 計42時間
会場
(株)ジーエスアイ セミナールーム  → Googleマップ
(東京都中央区新川1-21-1 茅場町タワーレジデンス1806)
受講料
275,000円(税込・テキスト代込)

今後の開催日程

現在調整中です。

ご案内は9月下旬~を予定しております。

年間スケジュールお申込み

セレブラントになるには

認定試験概要

受験資格 グリーフサポートセミナー「ベーシック」「プランニングコース(初級)」「ブランニングコース(上級)」「セレブラント」の各コースの全カリキュラムを修了した方。
試験内容 その年の所定の課題を作成し、提出
審査日時 年に1回実施。(セレブラントコース終了時)

更新について

認定後は、さらに司会のためのナレーションスキルや、式次第等のライティングスキルなどの実践カリキュラムをご用意して、さらにスキルアップししていただきます。2年に1回以上受講することによって資格更新していただきます。

オススメな方
  • 葬儀の仕事において、さらにスキルアップしたい方
  • 葬儀の価値を高め、新しい葬儀を提供したいと考える方
  • 儀式を執り行うスペシャリストになりたい方

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