私たちの想いジーエスアイについて

心のうちにある悲しみを、
受けとめる。支える。
私たちにできる
グリーフサポートの全てを
2024年1月に創立20周年を迎えました。
今でこそ、グリーフケアに取り組んでいる団体も増え、葬儀の際にエンバーミング処置を選択されたご遺族は、年間5万件を超えましたが、創業当初はグリーフサポートやエンバーミングと言う言葉自体知っている人はほとんどいませんでした。
創業以来、大切な存在を亡くした方々が一人で我慢するのではなく、気持ちに共感してもらい、前向きに生きることができるように様々な支えを提供するべく、「グリーフ」についての情報提供や啓蒙活動、「グリーフサポート」の教育研修、カウンセリングやサポートグループをはじめとするご遺族への支援、そして心ゆくまでお別れの時間を確保する「エンバーミング」を提供してまいりました。
ジーエスアイは、グリーフサポートやグリーフケアを「ご遺族の心理的な支援」とだけ捉えるのではなく、終末期から死後に関わる介護職、医療従事者、葬祭事業者、ご遺体への処置、霊園や保険、死後の手続きなどに関わる方々など、様々な分野の業務や取り組みの中に「グリーフサポート」を取り入れ、誰に助けを求めて良いのか分からなくなっている方々に必要な支援を既存の枠組みに捉われずに提供していきたいと考えております。
このサイトのTOPページにある切り株のイラストは、”ひこばえ”という現象をモチーフにしたものです。
”ひこばえ”とは伐った木の切り株などの根元から、芽が新たに生えたもの。
新芽が切り株の中から外の世界に生え出た時、元々あった幹や枝はすでに切り倒されて、嵐や強い日差しから守ってくれる枝や葉はありません。
新芽は自分の力で枝葉を伸ばし、雨水や太陽の光を浴びながら大きくなっていかなくてはならないのです。
私たちはその姿が、大切な人を亡くした後、その大切な人がいない新しい社会を一生懸命生きていく方々の姿とよく似ていると感じたのです。
樹木が自ら蘇生するチカラを持っているように、どんな人も心の痛みと折り合いをつけて、大切な人がいない新しい社会を生きていく再生のチカラがあると、私たちは信じています。
しかしながら、大切な人を亡くした後、たった一人で悲しみや苦しみを我慢する必要はありません。苦しい時には誰かに頼ってもよいのです。
そんな時に、相談相手として、心の奥にある悲しみを受け止めて、支え、共に生きるチカラを見つけていく。
私たちはそんな存在でありたいと思っています。
株式会社ジーエスアイ スタッフ一同
ジーエスアイの理念・ミッション
理念
人が人にやさしくなれる社会を作る
ミッション
生きる力を見つける傍らに
グリーフサポートの実践
胸の内に悲しみを抱えている人を支えます。
グリーフサポートの教育
一人ひとりの感情に寄り添える人を育てます。
死別に関わる業界のイノベーション
グリーフサポートを軸に、異なる業界の人々が
連携できるネットワークをつくります。
ポリシー
答えは相手の中にある
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思 考
本質にたどり着くまで考え抜く。
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行 動
「今」を大事にすばやく動く。
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協 働
連携し最大の価値を生み出す。
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創 意
あるものは工夫し、ないものは創りだす。
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成 長
プロとして自分自身を進化させ続ける。

橋爪謙一郎からのメッセージ
プロフィール
橋爪 謙一郎 / Kenichiro Hashizume
1967年、北海道千歳市生まれ。
成城大学法学部卒業。ぴあ株式会社に就職後、1994年に渡米。
エンバーマーライセンス取得の為に、ペンシルバニア州ピッツバーグにあるピッツバーグ葬儀科学大学で、ご遺族に接する際に必須の知識である「グリーフケア」に出会う。
同教官の勧めもあり、大学院で学び、研究を深めることを決意。カリフォルニア州サンフランシスコ市内の葬儀社でエンバーマーライセンス取得のために必要な、2年間のインターンシップに取り組みながら、ジョン・F・ケネディ大学大学院ホリスティック健康教育学専攻に入学。
その後、ジョン・F・ケネディ大学大学院ホリスティック健康教育学専攻修士号取得。
心理学だけでなく、ホリスティック(全人的)な健康を取り戻すために必要な栄養学、ボディワーク、生理学、スピリチュアリティなどを中心に、ホリスティックなグリーフサポートについて研究。特に日本人の価値観、死生観、そして日本の習慣や宗教を踏まえ、日本人にあった支援について研究。
また、米国におけるグリーフケアの第一人者である「アラン・D・ウォルフェルト博士」に師事し、彼の理論を基に、大学院での研究や学びを通じて得たものを日本の文化や宗教観に合う「グリーフサポート®️」を構築
2001年米国より帰国後、大切な存在を亡くした時に自分がどの様な状態なのか必要な知識や情報も少なかった日本において、「ご遺族をはじめとする当事者」と「そのサポートをする人」をサポートするという両面から、研修や執筆活動を通じて活動している。
2023年より東京大学教育学部大学院博士課程に入学し、脳科学の視点からグリーフの状態について研究をしている。
社長著書

内容
第1章 なぜ僕がこの職業を選んだのか
第2章 エンバーマー修行 ~アメリカでのご遺族・ご遺体~
第3章 帰国して ~日本での日々、日本の課題~
第4章 苦悩の中で支えてくれた人たち
第5章 ご遺族と故人にとって理想のお別れとは ~僕が理想とする葬儀の形~

内容
序章 「悲しみに」うまくつきあえない時代
第1章 今、遺された人の「心」はどう扱われているか
第2章 「悲しみの儀式」はなぜ大切か
第3章 これからどんな葬儀をすればいいのか
第4章 どうやって支えればいいのか
終章 「死」は人のつながりを再生する
私はアメリカでの現地葬儀社での葬儀、エンバーミング、グリーフサポートの実務に従事した後、2001年4月に帰国をし、エンバーミングとグリーフサポートを事業の2つの柱に位置付け、普及をすることをミッションとして2004年1月23日にジーエスアイを創業いたしました。
コロナ禍を経て、「本物の専門家にお話を聞きたい」「本物に話を聞いて欲しい」と問い合わせを下さる方が増えてきて、私たちの取り組みが必要とされていることを強く実感しています。
2023年4月より、私は東京大学大学院博士課程教育学研究科において、脳科学の観点から、大切な人を亡くした苦しみや悲しみが身体にどの様な影響を与えるのかについて研究を行い、効果的な支援の開発を目指しています。
これからも、これまでに培った私たちのノウハウ、そして現在取り組んでいる研究を通じた知見の全てを必要とされている方に提供していく所存です。
株式会社ジーエスアイ 代表取締役
一般社団法人グリーフサポート研究所 代表理事
橋爪 謙一郎 / Kenichiro Hashizume